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  • 鎌の研ぎ方

    鎌の研ぎ方

    鎌のメンテナンス 庭、畑、山林での作業では欠かせない鎌。昔から親しまれている道具ですが、最近は電動草刈り機を使ったり、そもそもそういった作業をする機会が無かったりで出番が減っているかもしれませんね。 一言で鎌と言っても、イメージしやすい刃が湾曲した形をベースにいろいろなものがあります。刃先がのこぎり状のもの、柄が長く立ったまま草刈りができるもの、根っこまで除去できるもの。刃の厚みも様々ですし両刃と片刃もあります。作業場所に応じて様々な鎌が作られてきました。そのため、作業する場所によっては電動のものを使うよりも手作業の方がスムーズに処理できる場合があります。それこそ、庭や畑の手入れをする機会が急に訪れるかもしれません。 そこで自宅や親戚宅の倉庫から鎌を引っ張りだしてきたものの全然切れない……よくあることです。なんなら少々錆びていたりします。 じゃあ買い替えよう。の前に、研いで再び使用することを選択肢に入れてみませんか?落ちた切れ味は砥石で研ぐことで取り戻すことが可能です。 なお、今回ご紹介する研ぎ方は一般的によくある三日月鎌の研ぎ方です。鋸鎌の研ぎなど砥石を使わない場合もありますので、そういった鎌の研ぎは機会があれば改めてご紹介できればと思います。   鎌の研ぎ方 早速ですが、まずは砥石を水に浸します。お手持ちの砥石によって浸水時間を変更したり、あるいは水をかけるだけにしたりして調整してくださいね。 TOGIBUのウェブサイトをご覧の方には、包丁ならよく研ぎます!という方も多いと思います。包丁と鎌の大きな違いは、やはり刃の形です。先述の通り、鎌の刃はゆるく湾曲しているため、包丁と同じ研ぎ方はできません。ですが、刃こぼれや錆が気になる場合は荒砥石から、切れ味が気になる場合は中砥石から研ぎ始めるところは同じです。 まずは刃先を自分より少し奥の方向へ傾けて、刃の角度を固定します。砥石は地面に平行の状態で刃に当て、前後に動かします。このとき、一か所だけを研がずに全体をまんべんなく研いでください。 前後に動かしながら柄の方から刃の切っ先に向けて研ぎ、また柄の方へ向かって研ぐようにするとまんべんなく研ぐことができます。これを何往復か繰り返しましょう。 研ぎ終えたら一旦鎌を裏返して、カエリを確認します。カエリがあるかどうかの確認は指で軽く触れる程度にしましょう。強く押さえると指を怪我してしまう恐れがあります。 カエリが出ていることが確認できたら、砥石で鎌の裏面を撫でるように擦ってカエリを取ります。 表面に付いた研ぎ汁は水ですすぐことで簡単に落ちます。タオル等でふき取っても構いません。これで研ぎは完了です。荒研ぎから始めた場合は続いて中研ぎをしましょう。研ぎ方は荒研ぎも中研ぎも同じです。     鎌研ぎのポイントは3つです。 1.鎌は動かさずに砥石を動かして研ぐこと 2.砥石は地面と平行を維持すること 3.カエリはしっかりとること     上記3点に気を付けていれば、鎌研ぎは問題ありません。付け加えるなら、鋭く研ぎすぎると刃こぼれが起きやすくなってしまいますのでお気を付けください。また、作業後には刃に付いた草の汁や水気をしっかりふき取ると錆びにくくなり、長持ちします。 昔から様々な場面で長く愛用されてきた道具ですので、ぜひ大切にお使いくださいね。     TOGIBUの鎌砥石 TOGIBUではの3種類の鎌砥石を扱っています。 【鎌砥石...

    鎌の研ぎ方

    鎌のメンテナンス 庭、畑、山林での作業では欠かせない鎌。昔から親しまれている道具ですが、最近は電動草刈り機を使ったり、そもそもそういった作業をする機会が無かったりで出番が減っているかもしれませんね。 一言で鎌と言っても、イメージしやすい刃が湾曲した形をベースにいろいろなものがあります。刃先がのこぎり状のもの、柄が長く立ったまま草刈りができるもの、根っこまで除去できるもの。刃の厚みも様々ですし両刃と片刃もあります。作業場所に応じて様々な鎌が作られてきました。そのため、作業する場所によっては電動のものを使うよりも手作業の方がスムーズに処理できる場合があります。それこそ、庭や畑の手入れをする機会が急に訪れるかもしれません。 そこで自宅や親戚宅の倉庫から鎌を引っ張りだしてきたものの全然切れない……よくあることです。なんなら少々錆びていたりします。 じゃあ買い替えよう。の前に、研いで再び使用することを選択肢に入れてみませんか?落ちた切れ味は砥石で研ぐことで取り戻すことが可能です。 なお、今回ご紹介する研ぎ方は一般的によくある三日月鎌の研ぎ方です。鋸鎌の研ぎなど砥石を使わない場合もありますので、そういった鎌の研ぎは機会があれば改めてご紹介できればと思います。   鎌の研ぎ方 早速ですが、まずは砥石を水に浸します。お手持ちの砥石によって浸水時間を変更したり、あるいは水をかけるだけにしたりして調整してくださいね。 TOGIBUのウェブサイトをご覧の方には、包丁ならよく研ぎます!という方も多いと思います。包丁と鎌の大きな違いは、やはり刃の形です。先述の通り、鎌の刃はゆるく湾曲しているため、包丁と同じ研ぎ方はできません。ですが、刃こぼれや錆が気になる場合は荒砥石から、切れ味が気になる場合は中砥石から研ぎ始めるところは同じです。 まずは刃先を自分より少し奥の方向へ傾けて、刃の角度を固定します。砥石は地面に平行の状態で刃に当て、前後に動かします。このとき、一か所だけを研がずに全体をまんべんなく研いでください。 前後に動かしながら柄の方から刃の切っ先に向けて研ぎ、また柄の方へ向かって研ぐようにするとまんべんなく研ぐことができます。これを何往復か繰り返しましょう。 研ぎ終えたら一旦鎌を裏返して、カエリを確認します。カエリがあるかどうかの確認は指で軽く触れる程度にしましょう。強く押さえると指を怪我してしまう恐れがあります。 カエリが出ていることが確認できたら、砥石で鎌の裏面を撫でるように擦ってカエリを取ります。 表面に付いた研ぎ汁は水ですすぐことで簡単に落ちます。タオル等でふき取っても構いません。これで研ぎは完了です。荒研ぎから始めた場合は続いて中研ぎをしましょう。研ぎ方は荒研ぎも中研ぎも同じです。     鎌研ぎのポイントは3つです。 1.鎌は動かさずに砥石を動かして研ぐこと 2.砥石は地面と平行を維持すること 3.カエリはしっかりとること     上記3点に気を付けていれば、鎌研ぎは問題ありません。付け加えるなら、鋭く研ぎすぎると刃こぼれが起きやすくなってしまいますのでお気を付けください。また、作業後には刃に付いた草の汁や水気をしっかりふき取ると錆びにくくなり、長持ちします。 昔から様々な場面で長く愛用されてきた道具ですので、ぜひ大切にお使いくださいね。     TOGIBUの鎌砥石 TOGIBUではの3種類の鎌砥石を扱っています。 【鎌砥石...

  • 剪定ばさみの研ぎ方

    剪定ばさみの研ぎ方

    今回は、剪定ばさみのメンテナンス方法についてお話します! 普段のメンテナンス方法 生木を切った剪定ばさみの刃には、必ずヤニがこびりついています。これを放っておくと固まり、切れ味が落ちるうえに刃の開閉にも影響が出てきます。切れ味の悪い剪定ばさみは、作業効率が落ちるだけでなく木の切り口を傷つけてしまいます。そしてそのはさみが錆びだらけだったとしたら、切り口から錆汚れが入り込んで木を病気にしてしまう可能性もあります。そのため、作業後には汚れをしっかり落とすことが大切です。作業直後であれば水洗いでも汚れは落とせますが、80度くらいのお湯につけて使い古しの歯ブラシ等でこするとより落としやすくなります。 汚れを落とした後に水気が残っていると錆の原因になりますので、メンテナンス後には必ず水気をふき取ってください。そして仕上げに刃物油(椿油や食用油でも代用可能)を塗布すると錆予防として効果的です。 それでも落ちない錆や、硬い枝を切ったりぶつけたりして出来てしまった刃の欠けを修正するためには刃を研ぐ必要があります。 剛研 曲線刃用砥石 TOGIBUでは剪定ばさみのような曲線形の刃物に向けた【剛研 曲線刃用砥石】を販売しています。この砥石の大きな特徴は、砥石の上と下それぞれが凸型と凹型の曲面になっていることです。これにより、様々な曲線形の刃物を研ぐことができます。 剪定ばさみの研ぎ方 研ぎ始める前に、砥石(荒・中・仕上から必要なもの)、桶(砥石を浸水させるために使用します)、滑り止めのある軍手、レンチ類(はさみを解体するために使用します)を用意します。そして、浸水が必要な砥石であれば水に浸けておきます。【剛研 曲線刃用砥石】であれば5分ほどで砥石に水が浸透します。 その間に剪定ばさみを分解して研ぐ準備をしましょう。 ※けがをしないように滑り止めのある軍手を付けることをおすすめします。 まず、はさみの縦軸のナットをレンチで外します。その次に握りの留め具を開いてバネを外します。最後に軸ネジを手で外したら分解作業は終了です。このとき、はさみの軸ネジが切り刃と受け刃のどちらから入っていたかを確認しておきましょう。(スマートフォン等で写真を撮っておくと後からでも確認しやすいのでおすすめです) 砥石とはさみの用意が出来たら、いよいよ研ぎ始めます。まずは切り刃の表面の研ぎ方です。 錆や刃こぼれの程度がひどい場合は荒砥石を使用してください。そうではなく、切れ味を良くしたい場合は中砥石を使用してくださいね。 研ぐ際は、曲線刃用砥石の凹型の面をまんべんなく使い、汚れや錆をとるイメージで研いでいきます。何度か研いで、刃先の裏面に「カエリ」ができていれば研げている証拠です。途中、砥石を水に濡らすことでよりキレイな仕上がりになります。刃の流れに砥石を沿わせて、刃先へ向かうように仕上げてください。荒砥石で研ぎ始めた場合、錆があらかた落ちたら刃を洗って中砥石に切り替えてください。 刃こぼれの修正の場合は一度に直しきろうとすると刃を削り過ぎてしまう可能性がありますので何度かに分けて少しずつ直した方が刃を長く使うことができます。 続いて切り刃の裏面を研ぎますが、裏面は刃先に付いたカエリを3~5回研いで取るだけです。 このカエリをとらずに剪定ばさみを使用すると上下の刃が衝突してはさみがカエリを噛んで引っ掛かってしまいますので忘れずに取りましょう。 そして、このときにはさみの擦りあう面は絶対に研がないようにしてください。面を研いでしまうと、はさみは切れなくなってしまいます。 切り刃が研げたら次は受け刃を研いでいきますが、受け刃はあまり研ぐ必要はありません。刃先が欠けたり、擦り減ったりした場合には曲線刃用砥石の凸型の面を使用して研ぎます。 受け刃も、切り刃と同様に砥石を刃の角度に合わせて刃元から刃先へ繰り返し研いでいきます。受け刃の研ぎではカエリは出ないので、刃に傷が残っていないか確認をして問題が無ければ終了です。 最後に研ぎ終えた剪定はさみを組み立てていきます。組み立てる前に、刃が重なり合う箇所に油をさします。普段のメンテナンス方法の章でもご案内したように錆防止になりますし、油をさすことで動きが良くなります。油をさしたら、ネジを留める前に重ね合わせて刃に油を馴染ませましょう。 次に軸ネジを入れますが、このとき、軸ネジを入れる方向に注意してください。無理やり入れてしまうとネジ山が潰れて破損の原因になります。軸ネジが通ればナットをつけてレンチで留めますがまだ強く締めないでください。 次にバネを取り付けます。ここで、ナットを調節して刃の開き具合を調節します。良い具合に落ち着いたら、再度刃とネジ部分に油をさします。油を馴染ませたら研ぎのメンテナンス完了です。 剪定ばさみは、正しいメンテナンスをすることで何十年も使い続けることができる道具です。今使用されている剪定ばさみも、家のどこかに眠っている剪定ばさみも、一度状態を確認してみてくださいね。 Youtubeでも研ぎ方の解説動画を公開しておりますので、ぜひご覧ください。

    剪定ばさみの研ぎ方

    今回は、剪定ばさみのメンテナンス方法についてお話します! 普段のメンテナンス方法 生木を切った剪定ばさみの刃には、必ずヤニがこびりついています。これを放っておくと固まり、切れ味が落ちるうえに刃の開閉にも影響が出てきます。切れ味の悪い剪定ばさみは、作業効率が落ちるだけでなく木の切り口を傷つけてしまいます。そしてそのはさみが錆びだらけだったとしたら、切り口から錆汚れが入り込んで木を病気にしてしまう可能性もあります。そのため、作業後には汚れをしっかり落とすことが大切です。作業直後であれば水洗いでも汚れは落とせますが、80度くらいのお湯につけて使い古しの歯ブラシ等でこするとより落としやすくなります。 汚れを落とした後に水気が残っていると錆の原因になりますので、メンテナンス後には必ず水気をふき取ってください。そして仕上げに刃物油(椿油や食用油でも代用可能)を塗布すると錆予防として効果的です。 それでも落ちない錆や、硬い枝を切ったりぶつけたりして出来てしまった刃の欠けを修正するためには刃を研ぐ必要があります。 剛研 曲線刃用砥石 TOGIBUでは剪定ばさみのような曲線形の刃物に向けた【剛研 曲線刃用砥石】を販売しています。この砥石の大きな特徴は、砥石の上と下それぞれが凸型と凹型の曲面になっていることです。これにより、様々な曲線形の刃物を研ぐことができます。 剪定ばさみの研ぎ方 研ぎ始める前に、砥石(荒・中・仕上から必要なもの)、桶(砥石を浸水させるために使用します)、滑り止めのある軍手、レンチ類(はさみを解体するために使用します)を用意します。そして、浸水が必要な砥石であれば水に浸けておきます。【剛研 曲線刃用砥石】であれば5分ほどで砥石に水が浸透します。 その間に剪定ばさみを分解して研ぐ準備をしましょう。 ※けがをしないように滑り止めのある軍手を付けることをおすすめします。 まず、はさみの縦軸のナットをレンチで外します。その次に握りの留め具を開いてバネを外します。最後に軸ネジを手で外したら分解作業は終了です。このとき、はさみの軸ネジが切り刃と受け刃のどちらから入っていたかを確認しておきましょう。(スマートフォン等で写真を撮っておくと後からでも確認しやすいのでおすすめです) 砥石とはさみの用意が出来たら、いよいよ研ぎ始めます。まずは切り刃の表面の研ぎ方です。 錆や刃こぼれの程度がひどい場合は荒砥石を使用してください。そうではなく、切れ味を良くしたい場合は中砥石を使用してくださいね。 研ぐ際は、曲線刃用砥石の凹型の面をまんべんなく使い、汚れや錆をとるイメージで研いでいきます。何度か研いで、刃先の裏面に「カエリ」ができていれば研げている証拠です。途中、砥石を水に濡らすことでよりキレイな仕上がりになります。刃の流れに砥石を沿わせて、刃先へ向かうように仕上げてください。荒砥石で研ぎ始めた場合、錆があらかた落ちたら刃を洗って中砥石に切り替えてください。 刃こぼれの修正の場合は一度に直しきろうとすると刃を削り過ぎてしまう可能性がありますので何度かに分けて少しずつ直した方が刃を長く使うことができます。 続いて切り刃の裏面を研ぎますが、裏面は刃先に付いたカエリを3~5回研いで取るだけです。 このカエリをとらずに剪定ばさみを使用すると上下の刃が衝突してはさみがカエリを噛んで引っ掛かってしまいますので忘れずに取りましょう。 そして、このときにはさみの擦りあう面は絶対に研がないようにしてください。面を研いでしまうと、はさみは切れなくなってしまいます。 切り刃が研げたら次は受け刃を研いでいきますが、受け刃はあまり研ぐ必要はありません。刃先が欠けたり、擦り減ったりした場合には曲線刃用砥石の凸型の面を使用して研ぎます。 受け刃も、切り刃と同様に砥石を刃の角度に合わせて刃元から刃先へ繰り返し研いでいきます。受け刃の研ぎではカエリは出ないので、刃に傷が残っていないか確認をして問題が無ければ終了です。 最後に研ぎ終えた剪定はさみを組み立てていきます。組み立てる前に、刃が重なり合う箇所に油をさします。普段のメンテナンス方法の章でもご案内したように錆防止になりますし、油をさすことで動きが良くなります。油をさしたら、ネジを留める前に重ね合わせて刃に油を馴染ませましょう。 次に軸ネジを入れますが、このとき、軸ネジを入れる方向に注意してください。無理やり入れてしまうとネジ山が潰れて破損の原因になります。軸ネジが通ればナットをつけてレンチで留めますがまだ強く締めないでください。 次にバネを取り付けます。ここで、ナットを調節して刃の開き具合を調節します。良い具合に落ち着いたら、再度刃とネジ部分に油をさします。油を馴染ませたら研ぎのメンテナンス完了です。 剪定ばさみは、正しいメンテナンスをすることで何十年も使い続けることができる道具です。今使用されている剪定ばさみも、家のどこかに眠っている剪定ばさみも、一度状態を確認してみてくださいね。 Youtubeでも研ぎ方の解説動画を公開しておりますので、ぜひご覧ください。

  • ダイヤモンド砥石とは?

    ダイヤモンド砥石とは?

    砥石には様々な種類がありますが、そのうちの一つが今回ご紹介する「ダイヤモンド砥石」です。 ダイヤモンド砥石とは、その名の通りダイヤモンドを素材として使用した砥石のことです。ご存じの方も多いかと思いますが、ダイヤモンドは地球上で最も硬さのある物質ですので、その素材を使用して作られた砥石は一般的な砥石よりもはるかに硬い砥石になります。その硬さは優れた研削力にもつながっており、ダイヤモンド砥石は高い研磨力を持っていることが大きな特徴です。また、砥粒が硬いことで砥石が擦り減らず平面を保つ力が強いため、研いでも減りが少なく面直しの必要がないコストパフォーマンスの高い砥石だと言われています。さらに、使う前に水に浸す必要もなく、砥泥(研いだ時に出る砥粒を含んだ泥のような液体)も少ないので場所を選ばずご使用いただけます。 近年人気の高いセラミック素材を用いた包丁も、一般的な砥石では研削力が足りず研ぐことは極めて難しいですがダイヤモンド砥石なら十分に研ぐことが可能です。   電着?溶着? 一般的な砥石は炭化ケイ素(GC)やホワイトアルミナ(WA)などと呼ばれる研磨材を使用して作られています。一方ダイヤモンド砥石は、先に述べたように一般的な砥石に使用されている研磨材よりも硬度の高いダイヤモンド砥粒を使用して作られています。さらにダイヤモンド砥石の中でも、「電着」「焼結」の2種類が存在します。「電着」は、ダイヤモンド砥粒を電気を使いメッキ加工して金属の上に接着させる構造、「焼結」は結合剤(ボンド)とダイヤモンド砥粒を混ぜ合わせたダイヤ砥層とアルミや金属の土台の上に貼り付けた構造です。それぞれの特徴、メリットやデメリットを知ってご自身に合うダイヤモンド砥石を探してみましょう。 電着ダイヤモンド砥石 電着ダイヤモンド砥石は土台からのダイヤモンド砥粒の突き出しが高いため、一般的な砥石はもちろん、焼結に比べても研磨力も高く作業性に優れていることが特徴です。また、比較的製作が難しくないためダイヤモンド砥石の中では安く手に入り、面直しや目詰まりなどのメンテナンスが必要ないこともメリットです。しかし、研削力が高すぎるゆえに研ぎ傷が深くついてしまい、さらに高番手のラインナップがあまり用意されていないためその傷を消すことに手間がかかってしまいます。また、メッキ加工をほどこしてダイヤモンド砥粒を薄く接着させているだけの構造のため、ダイヤ層がはがれやすかったり砥粒が潰れてしまったりと寿命が短いことがデメリットとしてあげられます。 焼結ダイヤモンド砥石 焼結ダイヤモンド砥石は、ダイヤモンド砥粒と結合剤(ボンド)を高温高圧で焼き固めた砥石層を台に貼り付けて作られたものです。焼結はダイヤ砥層を厚く作ることができ、表面が削れても次々にダイヤモンド砥粒が現れ寿命が長く安定して使用することができます。また電着と比べ、荒砥石から仕上げ砥石まで幅広い番手の種類があるため理想の刃がつけやすいです。製造コストが高いため高価ではありますが、長期的に見ればコストパフォーマンスの良い砥石といえるでしょう。一点、焼結ダイヤモンド砥石は一般的な砥石と同じように、砥粒と砥粒の間に削りくずが詰まって固着してしまう“目詰まり”の状態が起こりえるため、表面を削ってメンテナンスする必要があります。 砥石の面直し 実はダイヤモンド砥石は、高い平面性が生かされるため面直しにも最適な砥石なのです。面直し用の砥石も販売しておりますが、ダイヤモンド砥石で一般的な砥石の面直しをしていただいてもしっかり平面に直すことが可能です。 ダイヤモンド砥石「刃付けの極み」シリーズ TOGIBUでは、焼結ダイヤモンド砥石の「刃付けの極み」シリーズをご用意しております。 番手は次の6種類です。 荒砥石 :#400、#600 中砥石 :#800、#1000 仕上砥石 :#3000 超仕上砥石 :#6000 サイズは長さ210×幅75×高さ16㎜(ダイヤ層厚さ1㎜)で、幅広のため砥石を使い慣れていない方にも刃先が当てやすく研ぎやすいサイズです。単品販売はもちろん、目詰まり防止用のドレッシングストーン#220がセットになりお値段お得な「刃付けの極みフルセット」もございます。気になった方は、ぜひ商品ページに足を運んでみてください。 ご紹介した通りダイヤモンド砥石は 研削力が高く作業が早いこと 平面が保たれることで安定して研げること 水に浸す時間や面直しが必要なく扱いやすいこと などからプロの方にも初心者の方にもおすすめの砥石です。一度買ってしまえば長く使っていただける砥石だからこそ、愛用品となるようなとっておきのダイヤモンド砥石を選んでみてはいかがでしょうか。

    ダイヤモンド砥石とは?

    砥石には様々な種類がありますが、そのうちの一つが今回ご紹介する「ダイヤモンド砥石」です。 ダイヤモンド砥石とは、その名の通りダイヤモンドを素材として使用した砥石のことです。ご存じの方も多いかと思いますが、ダイヤモンドは地球上で最も硬さのある物質ですので、その素材を使用して作られた砥石は一般的な砥石よりもはるかに硬い砥石になります。その硬さは優れた研削力にもつながっており、ダイヤモンド砥石は高い研磨力を持っていることが大きな特徴です。また、砥粒が硬いことで砥石が擦り減らず平面を保つ力が強いため、研いでも減りが少なく面直しの必要がないコストパフォーマンスの高い砥石だと言われています。さらに、使う前に水に浸す必要もなく、砥泥(研いだ時に出る砥粒を含んだ泥のような液体)も少ないので場所を選ばずご使用いただけます。 近年人気の高いセラミック素材を用いた包丁も、一般的な砥石では研削力が足りず研ぐことは極めて難しいですがダイヤモンド砥石なら十分に研ぐことが可能です。   電着?溶着? 一般的な砥石は炭化ケイ素(GC)やホワイトアルミナ(WA)などと呼ばれる研磨材を使用して作られています。一方ダイヤモンド砥石は、先に述べたように一般的な砥石に使用されている研磨材よりも硬度の高いダイヤモンド砥粒を使用して作られています。さらにダイヤモンド砥石の中でも、「電着」「焼結」の2種類が存在します。「電着」は、ダイヤモンド砥粒を電気を使いメッキ加工して金属の上に接着させる構造、「焼結」は結合剤(ボンド)とダイヤモンド砥粒を混ぜ合わせたダイヤ砥層とアルミや金属の土台の上に貼り付けた構造です。それぞれの特徴、メリットやデメリットを知ってご自身に合うダイヤモンド砥石を探してみましょう。 電着ダイヤモンド砥石 電着ダイヤモンド砥石は土台からのダイヤモンド砥粒の突き出しが高いため、一般的な砥石はもちろん、焼結に比べても研磨力も高く作業性に優れていることが特徴です。また、比較的製作が難しくないためダイヤモンド砥石の中では安く手に入り、面直しや目詰まりなどのメンテナンスが必要ないこともメリットです。しかし、研削力が高すぎるゆえに研ぎ傷が深くついてしまい、さらに高番手のラインナップがあまり用意されていないためその傷を消すことに手間がかかってしまいます。また、メッキ加工をほどこしてダイヤモンド砥粒を薄く接着させているだけの構造のため、ダイヤ層がはがれやすかったり砥粒が潰れてしまったりと寿命が短いことがデメリットとしてあげられます。 焼結ダイヤモンド砥石 焼結ダイヤモンド砥石は、ダイヤモンド砥粒と結合剤(ボンド)を高温高圧で焼き固めた砥石層を台に貼り付けて作られたものです。焼結はダイヤ砥層を厚く作ることができ、表面が削れても次々にダイヤモンド砥粒が現れ寿命が長く安定して使用することができます。また電着と比べ、荒砥石から仕上げ砥石まで幅広い番手の種類があるため理想の刃がつけやすいです。製造コストが高いため高価ではありますが、長期的に見ればコストパフォーマンスの良い砥石といえるでしょう。一点、焼結ダイヤモンド砥石は一般的な砥石と同じように、砥粒と砥粒の間に削りくずが詰まって固着してしまう“目詰まり”の状態が起こりえるため、表面を削ってメンテナンスする必要があります。 砥石の面直し 実はダイヤモンド砥石は、高い平面性が生かされるため面直しにも最適な砥石なのです。面直し用の砥石も販売しておりますが、ダイヤモンド砥石で一般的な砥石の面直しをしていただいてもしっかり平面に直すことが可能です。 ダイヤモンド砥石「刃付けの極み」シリーズ TOGIBUでは、焼結ダイヤモンド砥石の「刃付けの極み」シリーズをご用意しております。 番手は次の6種類です。 荒砥石 :#400、#600 中砥石 :#800、#1000 仕上砥石 :#3000 超仕上砥石 :#6000 サイズは長さ210×幅75×高さ16㎜(ダイヤ層厚さ1㎜)で、幅広のため砥石を使い慣れていない方にも刃先が当てやすく研ぎやすいサイズです。単品販売はもちろん、目詰まり防止用のドレッシングストーン#220がセットになりお値段お得な「刃付けの極みフルセット」もございます。気になった方は、ぜひ商品ページに足を運んでみてください。 ご紹介した通りダイヤモンド砥石は 研削力が高く作業が早いこと 平面が保たれることで安定して研げること 水に浸す時間や面直しが必要なく扱いやすいこと などからプロの方にも初心者の方にもおすすめの砥石です。一度買ってしまえば長く使っていただける砥石だからこそ、愛用品となるようなとっておきのダイヤモンド砥石を選んでみてはいかがでしょうか。

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