こんにちは、ナニワ研磨工業公式通販サイト「TOGIBU」編集部です。
世代を問わず人気の料理コンテンツ。手際よく料理を作っている姿は、とてもかっこいいですよね。
包丁は、料理においてもっとも基本的な道具のひとつです。
プロが使っているものやご自身がお持ちのものが、どういった包丁なのかを知ることで、料理への理解がぐっと深まるはずです。
今回は、代表的な包丁の種類をご紹介。ぜひ最後までお読みください。
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包丁の見分け方と代表的な包丁の種類

まずは、主要な包丁の種類を一覧でみてみましょう。
| 包丁の名前 | こんな人におすすめ | 特徴をひとことで | 用途、得意な調理 | 片刃/両刃 | おすすめの刃渡り(mm) |
|---|---|---|---|---|---|
| 三徳包丁 | これから料理をはじめたい | はじめに揃えたい包丁 | 広い幅を活かして刻む | 両刃 | 165 |
| 牛刀 | 料理の時間を充実させたい / 料理を趣味にしたい | プロアマ問わないオールラウンダー | 長い刃渡りを使って引き切る | 両刃 | 180 ~ 210 |
| ペティナイフ | 料理の時間を充実させたい / 料理を趣味にしたい | 細かい作業に特化している | 小ぶりな食材のカット、果物の飾り切り | 両刃 | 90 ~ 150 |
| 菜切り包丁 | 料理の時間を充実させたい / 料理を趣味にしたい | 野菜を均一な厚さでカット | 野菜や根菜のスライス、ダイスカット | 両刃 | 210 ~ 240 |
| 薄刃包丁 | 繊細な和食にチャレンジしたい | 野菜をカットしたあとの細かい作業 | 大根のかつら剥き、野菜の飾り切り | 片刃 | 210 |
| 出刃包丁 | 魚をさばきたい、三枚おろしをしたい | 魚の解体には欠かせない | 硬い骨を叩き割る、魚の身をおろす | 片刃 | 180 |
| 柳刃包丁 | 刺身を引いてみたい | 細長い刃で魚の繊維を潰さない | 身を潰さずに刺身を引く | 片刃 | 210 ~ 240 |
包丁の見分け方と代表的な包丁の種類
包丁は、食事のジャンルと刃の形でわけられます。
和食には和包丁、洋食には洋包丁、中華には中華包丁が使用されます。
また、刃の形には、両刃と片刃があります。
両刃のほうが、扱いやすく初心者向きで、片刃はプロが行うような専門的な作業に向いています。
たとえば、家庭でも人気な三徳包丁(さんとくほうちょう)は、両刃の洋包丁です。
それぞれの包丁の紹介とくわしい用途は以下です。
万能タイプ|三徳包丁
オールマイティな活躍をする三徳包丁は、はじめに揃えたい包丁のひとつです。
165mmのものが最も一般的ですが、用途やご自宅の台所のサイズに合わせて扱いやすいものを選びましょう。
真下に押し切ることが得意で、のちに紹介する牛刀とは、食材の切り方が異なります。
また、柄が和包丁のものになった和三徳包丁や、先がより鋭くなった文化包丁などもあります。
万能タイプ|牛刀
大振りな刃渡りの牛刀は、もともとは牛肉を効率よく切り出すために設計された包丁。
西洋でいう、シェフナイフです。
ご家庭では180mm~210mm、プロ用になると240mmのものがスタンダードです。
牛刀という名前のせいで誤解されやすいものの、
三徳包丁をならぶ万能な包丁で、食材を斜めに引き切ることを得意としています。
万能タイプ|ペティナイフ
フランス語で"ペティ(petite)"は小さいという意味。
~150mmほどのサイズであるペティナイフは、繊細な作業が大の得意です。
ミニトマトやマッシュルームなどの小ぶりな食材のカットに加え、果物の飾り切りなどに適しています。
野菜|薄刃包丁
特に和食で用いられる薄刃包丁は、大根のかつら剥きや飾り切りには定番の包丁です。
切っ先の形が地域で異なり、関東は四角く、関西は丸みを帯びています。
野菜|菜切り包丁
和包丁のなかでも珍しい、両刃の菜切り包丁。
重みがあって真っ直ぐな刃が特徴です。
硬い根菜を割らずに切ることができる上、キャベツの千切りなどの細かい作業にもおすすめ。
また、両刃のため三徳包丁と同じような感覚でお使いいただけます。
魚|出刃包丁
魚を解体する用途で使われる出刃包丁。
ご自分で魚をさばくとき、特に身をおろす(骨と身をわける)ときに、活躍してくれます。
使用頻度は少ないかもしれませんが、
釣りがお好きな方や魚料理にチャレンジしたい方は、ぜひ持っておきたい1本です。
魚|柳刃包丁
刺身包丁の中でも、もっとも定番の柳刃包丁。
魚の繊維をつぶさずに引き切るための細身で長い刃が、特徴です。
基本的に片刃で、家庭用では240mm以下のものがおすすめです。
もともとは、関西で使われていた刺身包丁で、関東ではたこ引き包丁が普及していました。
包丁の選び方
ご家庭における包丁選びでは、サイズ(刃渡り)と素材で決めることをおすすめします。
サイズは、その包丁の扱いやすさに直結します。
手の大きさや慣れ、台所の環境、包丁の種類にもよりますが、
ご家庭用であれば150mm~210mmがもっとも一般的です。
また、素材は、サビにくいステンレスが人気です。
なぜこんなに包丁の種類があるのか

江戸時代までの日本では、食事の中心は、魚と野菜でした。
お刺身ひとつをとっても、身の崩れやすい魚や細長い魚、マグロなどの大きい魚に、
筋肉質な魚など、多種多様な切り分け方が必要です。
日本の料理人の繊細な調理技術には、それを助ける数々の包丁が求められました。
明治時代以降には、西洋の食文化も混ざったことで、
日本にもともとあった包丁と西洋の包丁、
さらにそれぞれがミックスされた包丁(三徳包丁など)が生まれることとなります。
食への探求心が強い日本人だからこそ、これだけの包丁を使いこなせるのかもしれません。
包丁を長持ちさせるメンテナンス

適切なメンテナンスは、包丁の能力と寿命を最大限に引き出します。
せっかく気に入って買った包丁ですから、楽しく大事に手入れしましょう。
- 砥石を使って研ぐ
- 使用後は洗う
- 水分をしっかりと拭き取る
この3点は、どの刃物にも欠かせない手入れです。
くわしい研ぎ方は、以下の記事をぜひ参考にされてください。
包丁の種類を知って料理の時間にもっと楽しみを
調理器具を知ることは、料理をもっと知るための助けになります。
料理の時間がもっと楽しくなるように、ぜひこだわりの1本を選んでみましょう。
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