"ふるさと納税"。
生活をしている中でときおり話題になるこの制度。
みなさんは始められていますでしょうか？
「耳にはするけどいまいち分かっていないかも」
「お得なのはわかるけどなにをしたらいいの？」
そんなお声もあるかと思いましたので、
今回はふるさと納税について徹底解説していきます。
合わせて、記事の後半では砥石やシャープナーなど、
研ぎが気になるあなたにピッタリな返礼品を取り扱う自治体をご紹介いたします。
ぜひお得に、地域の推し活してみませんか？
ふるさと納税とは
ではまず、はじめにどんな制度なのかを解説していきます。
基本
「ふるさと納税」とは、"自分が選んだ自治体に寄附ができる制度"です。
もともとは地方の人口減少に伴う税収の減少や、
大都市との格差是正のために2008年5月にから始まりました。
「ふるさと」とありますが、全国どこでも対象のため、
生まれ故郷だけでなくお好きな自治体に寄附ができます。
しくみ
自治体を応援できるだけでも素晴らしい制度ですが、
特徴的なのは"所得税と住民税を控除される"という点です。
具体的には「寄附額 - 2,000円(適用下限額)」が、原則全額分控除されます。（一定の上限はあり）
メリット
では具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここまでにあげたものも含めてまとめてみました。
1. 特定の自治体を応援できる
2. 所得税と住民税の控除を受けられる
3. 自治体からの返礼品が受け取れる
それぞれを詳しくみていきましょう。
1. 特定の自治体を応援できる
「今は離れてしまったけど、自分の生まれ故郷を応援したい。」
「家族や以前お世話になった方が住んでいる自治体になにか貢献したい。」
「ここの特産品が推しだからせっかく入手するなら、地域全体に還元したい。」
暑中見舞いなどの挨拶状や年賀状の文化が徐々に薄れつつある昨今、
お世話になった方の中にも「連絡先を知らない」なんてこともあるのではないのでしょうか。
直接お礼できることが理由があって難しい場合でも、
お気持ちとしてふるさと納税という手段も素敵かもしれません。
2. 所得税と住民税の控除を受けられる
控除（こうじょ）とは、納める税金の負担を減らす制度です。
控除を受けられる制度は、基礎控除や医療費控除・配偶者控除など様々ですが、
主に「税額控除（納める""税額""を直接減らす）」と
「所得控除（税金がかかる分の""所得""を減らし、間接的に税額を下げる）」の2種類に分けられ、
ふるさと納税は「税額控除」にあたります。
また""ワンストップ特例制度""というものがあり、
これは本来控除に必要な確定申告をせずに、寄付金控除が受けられる仕組みです。
オンラインでの申請で簡潔しますが、一定の条件が必要なため、
各種サイトでしっかりと確認しましょう。
3. 自治体からの返礼品が受け取れる
返礼品（へんれいひん）とは、ふるさと納税をした自治体から納税したお礼として受け取れる物品やサービスのことです。
これを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
特産の食材や工芸品だけでなく、温泉やツアー・アクティビティなど多種多様な返礼品が存在します。
ふるさと納税に特化したWebサービスや各地域の特設サイトなどから確認できますので、
ぜひわくわくしながら覗いてみてください。
注意点
ふるさと納税の魅力が十分に伝わったでしょうか？
とても素敵な制度ですが、見落としていると適切な処理が行われない可能性があります。
次は、利用する際に気を付けてほしい点を3点ご紹介します。
控除を受けるためには確定申告が必要な場合がある
確定申告（かくていしんこく）とは、
その年の所得や控除額を明らかにすることで納める税額を確定する申請です。
申告先はお住いの地域の税務署です。
ここが最も気を付けていただきたい点です。
""ワンストップ特例制度""に該当しない場合は、確定申告が必要になってしまいます。
確定申告は、事業主でない限りはあまりなじみがない制度かもしれません。
「せっかく受けられたはずの控除がなくなってしまった！」なんてことを防止するためにも、
漏れがないようきちんと申告しましょう。
確定申告の申請方法については、国税庁や各サイトでお調べになるか、
税務署や市役所・お近くの税理士事務所などでも相談にのっていただけることがあります。
少し勇気が必要かもしれませんが、難しければ思い切って頼ってみましょう。
給与や家族構成によって受けられる控除の上限額が決まっている
実際の控除額が気になる方は、ぜひ気を付けていただきたい点です。
ふるさと納税では、所得税は「総所得金額などの最大""40%""まで」、
住民税は「総所得金額などの最大""30%""まで(※)」が控除されます。
具体的な控除額の計算方法はお住いの市区町村にお問い合わせいただくか、
総務省が公開している表やシミュレーションをご参照ください。
※""基本分""の算出 ふるさと納税ポータルサイト「税金の控除について」 - 総務省
(https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/mechanism/deduction.html)
自分の住んでいる自治体から返礼品は受け取れない
人によっては「今住んでる地域にふるさと納税すれば、自分にも還元されて、
控除も受けられてハッピーじゃん！」となるかもしれません。
もちろんそれはもっともな考えなのですが、返礼品は受け取れません。
より具体的にいうと、""住民票登録のある自治体""からは返礼品を受け取れないようになっています。
「居住している自治体に納めるはずの住民税を、応援したい自治体に納めることで返礼品を受け取れる」という、
本来の趣旨から外れてしまうためです。
ふるさと納税のしかた
現在、ふるさと納税が活用できる様々なサービスが存在します。
はじめての方は「ふるさと納税」と検索して、気になったサイトから試してみましょう。
普段からお使いのECサイトでも対応している場合もあります。
それぞれのサイトで多少仕様が異なりますが、
主に「対象商品を選択・購入」→「ふるさと納税分として確定申告」という流れは同じです。
普段のネットショッピングに申請のひと手間を加えるだけで、
地域の応援と税額控除も兼ねられるのが大きな魅力です。
おすすめの地域と返礼品
メリットや注意点が分かったところで、
ここからはTOGIBUおすすめの包丁研ぎに関連した地域・返礼品を3点ご紹介します。
京都・亀岡市
亀岡市は京都府中西部に位置し、大阪府とも隣接しています。
渓谷もありながら、亀岡盆地には、一級河川でもある桂川が流れ込むなど、
とても雄大な自然が広がっています。
その美しさを物語るかのように天然記念物である、
アユモドキやオオサンショウウオなどの希少な生物が棲みついています。
そんな亀岡は、日本有数の天然砥石の聖地でもあります。
採掘される天然砥石は質の良さや幅広さなど、
非常に評判が高いことで知られています。
また、亀岡市で産出された青砥石や、全国や世界の貴重な天然砥石を展示する天然砥石館があり、
そこで体験できる「包丁研ぎ講習」や「オリジナル砥石制作」を返礼品として取り扱っておられます。
今までになかった体験に挑戦してみると同時に、
切れ味の蘇った包丁でより美味しいお食事を楽しんでみてはいかがでしょうか。
岐阜・関市
関市は、岐阜県の中濃地域にある市で、県庁所在地である岐阜市に隣接しています。
ものづくりのまちである関市は、
ドイツのゾーリンゲンやイギリスのシェフィールドと並んで、
「世界三大刃物産地」の一つと呼ばれるほど刃物の産地で知られています。
普段でも目にすることの多い「関孫六シリーズ」をはじめとした、
様々な有名ブランドの刃物を返礼品として選ぶことができます。
また、包丁だけでなくシャープナーや砥石がセットにしている事業者もある為、
メンテナンス道具をお持ちでない方にもおススメです。
大阪・堺市
堺市は大阪府の政令指定都市で、府内では2番目の人口を誇ります。
承認の街として発展しましたが、現在でも製造業が盛んで、
2022年の製造品出荷額では大阪市や神戸市を上回るほど、
近畿地方で最大の工業都市です。
返礼品では、工芸品や日用品が人気です。
特に堺の打刃物として知られている包丁や砥石、
さらにはその製作体験や職人さんが包丁を研いでくれるサービスまであります。
ご自宅の包丁を新調したい方や、大事に長く使いたい方はぜひお試しください。
ご自宅での包丁研ぎをお考えの方に
「最近なんだか切れ味が悪い気がする」「本格的に研いでみたい」
そんなお悩みはありませんか？
TOGIBUでは、はじめての方からプロの方まで幅広くご利用いただけるよう、
様々な砥石をご用意しています。
少しでも気になっていただいた方は、ぜひ商品をチェックしてみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか？ふるさと納税に関して、基本のしくみからおすすめの返礼品までご紹介いたしました。
「なんとなくしか知らなかった」という方でも、今回の記事で後押しができれば幸いです。
日々の生活が少しでも楽しくなるよう役立つ情報を発信していきますので、ぜひ今後ともチェックしてみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました！
