タイル研磨の方法と製品の選び方|表面の汚れ除去から仕上げまで

タイル研磨の方法と製品の選び方|表面の汚れ除去から仕上げまで

こんにちは、ナニワ研磨工業公式通販サイト「TOGIBU」編集部です。

「黒ずんだタイルをピカピカにしたい」「なるべく家にあるもので手軽に掃除したい」そんなお悩みはないでしょうか。

じつは、タイルの研磨に使用するツールや手順は、タイル自体の設置場所やタイルの種類によって異なります。

この記事では、タイルの研磨で失敗しないためのツールの選び方に加え、必要な基礎知識まで解説。網羅的なケーススタディではじめての方でも安心できる作業できるようサポートします。

 

 

タイルの研磨は、食器洗い。

 

イメージ画像:清潔な白いタイルを背景に白いスポンジが画面中央にある

タイルの研磨をご自宅で行うときには、清掃目的であることがほとんどです。タイルの汚れには、①油、②カビ、③白華(はっか)、④それ以外の4つに分けられ、その設置場所によって傾向があります。

 

タイルの汚れの原因と設置場所の傾向

  1. 油:キッチン(食用油)、外壁(排気ガス)
  2. カビ:浴室・トイレ(不十分な換気)
  3. 白華:外壁(結晶化した炭酸カルシウム)
  4. それ以外:外壁(雨水・塵埃)、トイレ(尿)、浴室(石鹸カスなど)etc.

 

タイルは傷がつきやすいため注意が必要ですが、きほんは食器洗いとおなじ要領です。なるべく水洗いや拭き取りなど刺激の少ない方法ではじめましょう。その上で、油汚れや白華などのがんこな汚れには中世洗剤を、カビなど殺菌消毒が必要なものには塩素系・酸性洗剤から適切なものを使用します。

 

タイルの汚れの原因・対処法(設置場所別)

 

イメージ画像:白を基調とした浴室に茶色のタイルがアクセントに映えている

きほんが理解できたら、ケースごとの対処を考えます。以下の一覧表からご自身のお悩みに近いものをみつけてみましょう。

 

設置場所ごとのタイル汚れの傾向と対処法

設置場所 よくある汚れと原因 対処法
外壁① 雨水によるスジ状の汚れ 水洗い・拭き取り
外壁② 排気ガスの油性汚れ 中性洗剤でのこすり洗い
外壁③ 白華(はっか) 希塩酸による洗浄
サッシまわり 大気中の塵埃 中性洗剤でのこすり洗い
キッチン 飛び跳ねた油や調味料の付着汚れ 水拭き(頑固なとき:薄めた中性洗剤)
トイレ 飛沫した尿による黄ばみ トイレ用の酸性洗剤
お風呂場① 皮質・石鹸カス・シャンプーによるヌメリ 浴室用の中性洗剤(頑固なとき:液体クレンザー)
お風呂場② 目地のカビ汚れ 塩素系洗剤(酸性の場合は薄めて使用)
出典・参考:よくある質問[タイルのお手入れ編]|一般社団法人 全国タイル業協会/全国タイル工業組合

 

 

洗剤で除去できない汚れや、表面の仕上げには物理的な「研磨」を

 

洗剤や手作業だけでは除去できない頑固な水垢や、長年の経年劣化による傷がある場合、グラインダー等の電動工具を使ってタイルの表面を直接削る物理的なアプローチが必要になります。

また、タイルをカットした後の断面の面取りや、滑らかな仕上げを行う際にも専用のダイヤモンドツールが活躍します。業者に依頼するよりも価格を抑えて、プロ並みの仕上がりを目指すDIYユーザーには専用製品の導入がおすすめです。

 

乾式・湿式|研磨ツールのきほん

 

タイルに限らず、研磨ツールには乾式(かんしき)と湿式(しっしき)の2種類があります。

 

  • 乾式:水を使わない研磨方法(紙やすりなど)
  • 湿式:水を使う研磨方法(ポリッシャーなど)
  • 乾湿両用:どちらにも使えるもの(製品による)

 

つまり、ツールによって濡らしていいものと濡らしてはいけないものがあり、その使い分けのためにはタイルの性質の理解が欠かせません。

 

 

玄関タイル

タイルの吸水率と3つの性質|磁器質、せっ器質、陶器質

 

 

タイルの吸水率と性質現在の日本産業規格(JIS)の定義では、成形方法と吸水率によって6種類のタイルに分けられます。

 

タイルの成形方法および吸水率による種類

吸水率
成形方法
I類(3.0%以下) II類(10.0%以下) III類(50.0%以下)
押出し成形(A) AI AII AIII
プレス成形(B) BI BII BIII
出典・参考:JIS A 5209 セラミックタイル|日本産業規格の簡易閲覧

 

2008年までは、吸水率の分類において1.0%以下のものは磁器質、5.0%以下のものは炻器質(せっきしつ)、22.0%以下のものは陶器質の3つが用いられていました。

 

  • 磁器質:素地は透明性があり、緻密で硬く、打てば金属製の清音を発する。破砕面は貝殻状を呈する。
  • 炻器質:磁器のような透明性はないが、焼き締まっていて吸水性が小さい。 土物タイルはこの区分に入る。
  • 陶器質:素地は多孔質で吸水性が大きく、叩くと濁音を発する。
タイルに関するよくある質問[タイル基礎編]|一般社団法人 全国タイル業協会/全国タイル工業組合

 

昨今の技術発達にともない、吸水率にかかわらず様々な性質を持つタイルが誕生したことで、これらの基準は新しくなりました。しかしながら、タイルの性質を理解し適切なツールを選ぶうえで、このような分類があることを覚えておくとある程度の判断材料になります。もっとも確実な方法は、住宅やタイルメーカーに問い合わせることです。

 

 

ツールの選び方|歯ブラシ~グラインダー

 

タイルの研磨は、タイルの性質や作業範囲によって、手作業から電動工具を使う方法までさまざまです。

 

タイルの研磨に使用されるツール

  • 作業範囲「小」:歯ブラシ、メラミンスポンジなど
  • 作業範囲「中」:バスブラシ、ポリッシャーなど
  • 作業範囲「大」:サンダー、グラインダー、高圧洗浄機など

 

①タイルは濡らして大丈夫かどうか(ツールとの相性)、②作業範囲が広いかどうか(作業効率)、③家にあるかないか(作業ハードルの低さ)。タイルの研磨は、これら3点を意識してツールを選びましょう。

 

乾式のタイル研磨に「磨人」

 


 

磨人(まじん)は、ナニワ研磨工業による曲面研磨用の乾式ダイヤモンドホイールです。

ナニワ研磨「磨人」の3つの強み

  1. 一般のディスクグラインダーに対応
  2. 冷却水のいらない乾式研磨
  3. 幅広い粒度(#100~#3000)と直径(50Φ、80Φ、100Φ)に対応

 

ご自宅にポリッシャーやグラインダーがある方は、ぜひご検討ください。

磨人の使い方(YouTube)

 

 

まとめ|タイルの研磨は、汚れとタイルの種類で決まる。

 

タイルの研磨には、欠かせない3つポイントがありました。最後におさらいしてみましょう。

 

この記事のまとめ

 

  • タイルの状態:設置場所と汚れの種類を見極めて傾向を知る。
  • タイルの種類:吸水率と性質によるツールとの相性を考える。
  • 作業の楽さ:作業効率・作業範囲・取りかかるハードルの塩梅を見極める。

 

日々の暮らしをちょっとでも気分よく過ごすために。この記事がご自宅のタイル磨きの一歩を後押しできることを願っております。

 

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