こんにちは、ナニワ研磨工業公式通販サイト「TOGIBU」編集部です。
切断砥石とは
切断砥石とは、円盤型の砥石で、その名の通り、ワーク（対象物）の切断に特化した工具です。
その切断能力は非常に高く、一般的な金属だけでなく、
ステンレスや石材、ガラスに至るまで、幅広い材料に対応が可能です。
刃物は研がないかわりに、金属加工では大活躍。
今回は、そんな「切断砥石」の"あれこれ"を解説していきます。
製造業や建設業では当たり前に使っている工具の基本を、改めておさらいしてみましょう。
ディスク型砥石の特徴と使用方法
金属や硬い非金属の切断に特化したディスク状の砥石です。
「高速カッター」や「ディスクグラインダー」などの回転する工具に取り付けられ、
円周部分を対象と接触させることで、接地面に鋭く切り込みます。
【実はちがう】研削砥石との違いを比較
切断砥石とよく混同されるのが「研削砥石（けんさくといし）」。
形状や使用する工具、活躍するシーンに共通点がありますが、はっきりとした違いがあります。
研削砥石（けんさくといし）
用途：金属やセラミックスなどの表面を削って、平滑に仕上げたり、寸法を整えるために使われます。
特徴
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円盤状で外周が主に使用される。
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面粗さを改善したり、精密加工に用いられる。
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例：旋盤や研削盤で工具や部品の仕上げ研磨に利用
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切断砥石（せつだんといし）
用途：その名の通り、金属や石材を切断するために使います。
特徴
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薄く作られており、切断時の抵抗を減らす設計。
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円周の刃先を使って材料を切り離す。
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例：ディスクグラインダーに取り付けて鉄筋やパイプを切断。
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まとめると、研削砥石は「削る・仕上げる」のに対し、切断砥石は「切る・分ける」という目的を持っています。
同じ砥石でも、役割や形状が違ってくるので、用途に応じて正しく選んで使用しましょう！
切断砥石の種類と選び方
切断砥石には、ワークの材料によって適切な種類が異なります。
適切な選び方を知り、正確かつ安全な作業を実現しましょう。
砥石メーカーがおすすめする切断砥石3選
切断砥石の選び方が分かっても、たくさんの製品から選ぶのも大変ですよね。
ここでは具体的なおすすめ製品をご紹介します。
おすすめ商品３選
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ナニワカット 切断砥石 A‑1 鉄用100
鉄材の切断に最適な、100 mmサイズのディスクタイプ砥石。手頃な価格と汎用性が魅力で、軽作業にぴったりです。価格もリーズナブルなのでまとめ買いにも◎。 -
スーパー カットゥールDX NZ 40 P
金属・ステンレスの切断に対応した高性能タイプ。極薄設計で切れ味良く、耐久性・両面補強による安全性が高い点が特長です。効率よく作業したい方におすすめです。 -
レジノイド切断砥石 赤エビ (355 mm)
「赤エビ」として親しまれるロングセラーシリーズ。切れ味とライフ寿命が大幅に向上したリニューアル版で、作業時間の短縮にもつながります。信頼性重視の方に最適な一枚です。
使用機材（グラインダー径など）や切断対象を考慮して選ぶことが大切です。
切断砥石を使用する上でおさえたい2つのポイント
1. 必ず受けよう「特別教育」
労働者の「砥石の取り付け」や「試運転」には、
『研削といしの取替え等の業務に係る特別教育』の修了が必要です。
違反すると、事業者と労働者、どちらも罰せられてしまいます。
1日で完結する内容です。
ご自身の作業内容（自由研削/機械研削）に沿った特別教育を受講するようにしましょう。
2. どこまで使えるか？「質量」を目安に
切断砥石を使用していくと、徐々に外側から削られて、本体が小さくなります。
最も効率的に使用するには、砥石の質量が新品の状態の60%に達した時点で交換するようにしましょう。
自転車の車輪が小さいほど1回転で進む距離が小さくなるように、
外径が大きいほど研削効率が高くなります。
まとめ：日常の安心・安全を守る「正しい知識」
普段あつかう工具だからこそ、つねに新しくしておきたい正しい知識。
「自分の安全」も「まわりの安心」も守れるよう、定期的におさらいしてみましょう。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
