こんにちは、ナニワ研磨工業公式通販サイト「TOGIBU」編集部です。
袋を開けたり、布を裁ったり、こどもやお孫さんと工作をしたり......
頻繁に使うだけに、切れ味が落ちやすいハサミ。
本格的な砥石で研いだり、修理に出すのがいいとわかっていても、
今すぐにぱっと解決できる方法も知りたいところ。
今回は「ハサミの切れ味を良くする方法」を網羅的にご紹介。
砥石やシャープナーがお手元にないときでも、
ご家庭にある身近な道具であっというまにハサミが復活する裏ワザをお教えします。
ぜひ最後まで読んで、お自宅のハサミを切れ味抜群にしてみましょう。
アルミホイルを使ったハサミの切れ味を良くする方法

アルミホイル(A4のコピー用紙サイズ)を用意します。
2~3回折りたたみ、一辺がハサミの刃の長さ+数cmほどの長方形にします。
髪をすくクシを作るように、ハサミで端から切れ込みを入れていきます。
「たったこれだけで?」と疑問に感じるかもしれません。
3分もかからずに切れ味を復活できる裏ワザです。
ハサミの切れ味が低下する原因とアルミホイルで復活する理由
ハサミが切れなくなる原因の一つに、刃に傷がついていることが挙げられます。
ガタガタの包丁が切りづらいのと同じように、刃物としての切れ味が低下してしまっています。
そして、この傷を埋めるもっとも簡単な方法がアルミホイルを切ることです。
アルミホイルの主成分であるアルミニウムは、金属の中でも融点が比較的低く(約660℃)、
ハサミで切るときに発生する摩擦熱と圧力で溶けてしまいます。
溶けだしたアルミニウムが一瞬で固まることで、ハサミ表面の傷を埋める役割をするのです。
【原因別】アルミホイル以外の道具でハサミの切れ味を良くする方法
ここからは、アルミホイル以外の道具を使ったハサミの切れ味を良くする方法をご紹介します。
消しゴムでゴシゴシこする
刃に汚れが付いている場合でも、摩擦力が弱まって、切れ味が落ちてしまいます。
そんなときには、消しゴムでゴシゴシとこすりましょう。
ノリやテープなどの粘着質なものは、消しゴムでこするとかんたんに取れます。
また、手の脂がついている場合はアルコールを含ませたティッシュで、
食べ物やお菓子の油分がついてしまっていたら洗剤をつけたスポンジでこするのも有効です。
水分は刃物の大敵です。洗い終わったら、サビないようにきっちりと水分を拭き取りましょう。
石鹸やハンドクリームを塗る
ハサミの動きが硬く感じたり、切るときの音が鈍くなっているように感じられたら、
石鹸やハンドクリームを塗りましょう。
先ほどとは真逆で、刃の滑りを良くすることで、切れ味が復活することもあります。
実は、ハサミの刃はまっすぐでなく少し反っています。
お持ちのハサミを横からみると、両方の刃で楕円形のすきまができているはずです。
この反りをこごみやおがみと呼びます。
このすきまの塩梅が非常に大切で、ここがつぶれてしまうと切りづらくなってしまいます。
石鹸やハンドクリームを塗って、滑りのよい快適な切れ味を復活させましょう。
ドライバーでネジを調整する
刃のすきまが大きくなってしまったら、ハサミが空振りしてしまい、
うまく切ることができません。
そんなときは、真ん中のネジ部分を回して切りやすいように調整しましょう。
もし、ネジ部分が回せないタイプのものであれば、
メーカーに問い合わせて修理を依頼するのが確実です。
刃を研ぐ
ここまで多くの方法をご紹介しました。時間をかけられないとき、気分が乗らないとき、
研ぎの道具がないときなどに、どれも手軽にご利用いただける方法です。
ただ、その効果は一時的なもので、根本的な解決にはなっていません。
ハサミの切れ味を最大限に引き出したり、ハサミ自体の寿命をのばす意味では、
刃をしっかりと研ぐことが大切です。
特に使用頻度の高い方やお仕事やご趣味など使用される方は、
定期的に砥石で研ぐことを心がけましょう。
砥石を使ったハサミを切れ味を復活させる方法と手順
砥石を使った研ぎは、砥石の準備、ハサミの分解、刃の清掃、研ぎ、仕上げ、組み立て、
最終調整の手順で進行します。
- 砥石の準備|使用する砥石を水に数分つける
- ハサミの分解|ドライバーでハサミを2本の刃に分解する(できないタイプはそのまま)
- 刃の清掃|やわらかい布などで刃表面の汚れや油分を拭き取る
- 研ぎ|中砥石で刃全体を均一に研ぐ
- 仕上げ|仕上げ砥石でより精密に研ぐ
- 組み立て|分解したハサミを組み立てる
- 最終調整|実際に紙などを切ってみて切れ味を確認し、ネジの締め具合の調整や仕上げ研ぎを再度行う
よりくわしい研ぎ方や定期的なメンテナンスの方法は、以下の記事をご参照ください。
ハサミの切れ味を落ちにくくする方法
ハサミの切れ味の低下は、使いづらさに直結します。
また、ケガのリスクも増え、安全面・衛生面でもよくない影響があります。
以下のことに気をつけて、安全に効果的にハサミを利用しましょう。
- 粘着質なものがついたら→こすって落とす
- 油分がついたら→洗って汚れを落とす
- 水分がついたら→キレイに拭き取る
- 刃を定期的に研ぐ
- 快適なネジの締め具合に調整する
小さくても、精密なつくりをしているハサミですから、普段の手入れが肝心です。
ハサミを常に清潔に保ち、刃の状態を整えることで、ハサミの寿命はぐんと伸びます。
まとめ - ハサミの切れ味を良くする方法は原因を見極めて選ぼう

ハサミは、その便利さから、1本で色んな用途に利用してしまいます。
そのため、さまざまな原因で切れ味が落ちやすいです。
ご家庭で活躍しているそのハサミが、なにによく使われていて、
なにが原因で切れなくなってしまっているのか。
刃をしっかりと観察して、いまの気分や状況にあわせて、ニーズにあった方法を選んでみましょう。
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最後までお読みくださり、ありがとうございました。