こんにちは、ナニワ研磨工業公式通販サイト TOGIBU 編集部です。
柔らかい色味と包丁の当たる音、木の香り…...
木のまな板には、木製だからこその温かい魅力がありますよね。
その反面、意外と手入れが大変なのも事実。
大事に使っているつもりでも、黒ずみや食材の色移り、においなどが気になってきます。
今回は、木のまな板の手入れから黒ずみの取り方をメインにご紹介。
他にもよくある悩みの解決方法や長持ちさせるコツもまとめました。
使い始めのようなピカピカな状態で、気持ちよく料理しましょう。
レベル別 黒ずみの正体 カビ と3つの撃退方法

木のまな板の黒ずみは黒カビです。
そのため、一般的なカビの対策が有効ですが、木のまな板は木製のため注意が必要です。
以下の手順で試してみてください。
- レベル1 | たわしと重曹でゴシゴシ擦る
- レベル2 | 紙やすりで表面を削る
- レベル3 | メーカーへ削り直しを依頼
レベル1 | たわしと重曹でゴシゴシ擦る
表面に重曹や塩を振りかけて、たわしで擦ります。
木のまな板へのダメージが最も少ない方法であり、最も手軽な方法です。
黒ずみが取れたら、お湯でさっと流し、水分を拭き取って、風当たりのよい日陰で乾燥させましょう。
レベル2 | 紙やすりで削る
前述の方法で解決しない場合は、カビがある程度深くまで進行していることが考えられます。
そんなときは、木のまな板の表面を紙やすり(サンドペーパー)などで削りましょう。
黒さがなくなればOKです。
木材や商品によっては乾燥しやすいものがあります。
メーカー推奨のオイルを塗って仕上げましょう。
レベル3 | メーカーへ削り直しを依頼
メーカーによっては削り直しを依頼できます。
大きなまな板の全体にカビが広がっている場合など、
大変な作業は外部に頼んでみるのも立派な手段のひとつです。
徹底対策 まな板によくあるお悩み一覧

木のまな板では、黒ずみ以外にも多くのお悩みがつきものです。
思い当たるものがあれば、ぜひ参考にしてください。
カビ取りに漂白剤を使いたい
基本的に推奨されません。
メーカーが認めている場合でも、希釈濃度や使用方法などのメーカーの表示を必ず参考にしてください。
まな板の表面が白くなっている
木材が乾燥していることが考えられます。
消毒後、食用の乾性油やメーカー推奨の専用の油を塗布してください。
食材が切れていないことがある
まな板が変形している可能性があります。
平面な場所に置いて、反っていないか 中心がくぼんでいないか を確認してください。
どちらかに該当した場合、削り直し依頼や買い替えの検討も視野にいれましょう。
においが気になる
レモンでまな板の表面をこすると消臭効果が見込めます。
塩や酢と組み合わせるとさらに効果が高まります。
包丁のキズが目立つ
キズの中がうまく洗えていないと、カビが生えることがあります。
スポンジを使っていたらたわしに変えましょう。
消毒と乾燥も徹底を。
詳細は次章 長持ちのコツ 普段からできる正しい使い方 をご参照ください。
長持ちのコツ 普段からできる正しい使い方

ここまでたくさんのお悩みをあげてきました。
これらのお悩みはすべて、普段から正しい使い方をすれば防ぐことができます。
今からでも遅くありません。
ぜひ、まな板マスターになりましょう。
使用前:水に濡らして、拭き取る
表面に水分の膜ができることで、食材のにおいや水気が染み込みにくくなります。
あまりに濡らしすぎると逆効果なので、
硬く絞ったふきんで軽く拭き取る程度でOKです。
使用中:野菜 → 魚・肉 の順に切る
まな板が1枚しかない場合は、以下の順番で使うのがオススメです。
- 野菜 | 汁や色の出にくいもの
- 野菜 | 汁や色の出やすいもの、香りの強いもの
- 魚・肉
切ったらすぐに水で流して拭くのが理想。特に魚・肉の後は洗剤で洗いましょう。
使用後:洗う・拭く・乾かす を徹底する
使った後は以下のようにメンテナンスを徹底しましょう。
- 洗浄 | 水で流しながら、たわしで洗う(木目に沿って)
- 洗浄 | 魚や肉を切った場合は洗剤で洗う
- チェック | 汚れやにおいを確認
- 消毒 | お湯で流す
- 乾燥 | 清潔なふきんで拭く
- 乾燥 | 風通しのよい場所で自然乾燥
保管は直射日光を避け、木目を縦にして立てると反りづらくなります。
抗菌砥石でキッチンを清潔に保とう
切れ味が悪くなった包丁は、食材の味や調理効率にも影響します。
TOGIBUではメンテナンスに砥石をおすすめしてますが、たくさん種類があって迷う方も多いはず。
そんな時に活躍するのが、日頃のケアにぴったりな中砥石「クリーンセラ」です。
この砥石は、キッチンをより清潔に保ちたい方におすすめの抗菌砥石。
まな板と同じように、包丁も清潔に保つことが大切です。
クリーンセラは、「抗菌性」「安全性」「適正な表示」の3つの基準を満たし、
業界で初めてSIAA(抗菌製品技術協議会)によるJIS抗菌適合認証(JIS Z 2801)を取得。
使われている抗菌剤は、経口毒性や皮膚への刺激性、突然変異性、皮膚感作性などの
厳しい安全試験をすべてクリアしています。
「包丁の手入れは面倒…」と思っていた方も、まな板のケアと一緒に習慣化すれば、
キッチン全体の清潔度がぐっとアップ。
安全で清潔、そしてしっかり研げる——抗菌砥石「クリーンセラ」をぜひ一度お試しください。
まとめ:育てた道具で気持ちよく料理しよう
木のまな板は大切に扱えば、5~7年も使える道具です。
これはプラスチック製の約3倍。
自分の手で育てていくような楽しさが味わえる道具として、ぜひ長くご愛用ください。
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