個性いろいろな砥石たち

個性いろいろな砥石たち

砥石ってどれも同じように見えてませんか?
実は、製造方法によってそれぞれいろいろな特徴を持っています。
また、石に付属している台やケースもメーカー各社様々です。
今回は、特徴の一つである「吸水性」についてお話しますので、ぜひ砥石を選ぶ時の参考にしてください。
砥石の個性を知ることは、切れ味のいい包丁をつくる第一歩です!

研ぐ時には、砥石の上で包丁をスムーズに滑らすために水は欠かせません。

しかし製法によって、水を吸収する砥石と、水を吸収しない砥石があるんです。

〘吸水性の砥石〙
砥石に細かい気孔があいていて、そこに水が入り、砥石全体に浸透します。
メリット:砥石の中まで水が浸透するので、包丁を研ぐ時に水をあまりかけなくてもよい。
デメリット:使用前に水に浸けておく必要がある。使用後、乾くまでに時間がかかる。


〘不吸水性の砥石〙
気孔が少なく水を吸収しにくい砥石です。また、水分を長時間含ませると、砥石が割れる原因になる場合があります。

メリット:水をかければすぐに包丁を研ぐことができる。使用後の乾きが早く収納しやすい
デメリット:研いでいる間、頻繁に水をかけなければならない。
一見同じように見える砥石も、いろんな個性をもっています。

「砥石 おすすめ」で検索したり、ホームセンターに足を運べば様々な砥石を目にするかと思いますが、そんな時今回のブログを思い出して「この砥石はどんな砥石だろう」と気にしていただけると嬉しいです。

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