男の砥石 - 木彫

自宅に木と彫刻刀があったから「木を彫ってみよう」と軽い気持ちではじめた木彫(もくちょう)。気がつけば生活の一部になっていた。そんな木彫の魅力を定金さんに聞かせていただきました。

軽い気持ちではじめた趣味

自宅に木と彫刻刀があったから「木を彫ってみよう」と軽い気持ちではじめた木彫(もくちょう)。

最初に彫ったのは愛犬。それから鏡餅やお花とか出来そうだと思ったモノをいろいろ。

小学生の工作の延長が気づけば作家さんのような木彫を目指していました。

そんな趣味の彫刻を真剣に楽しむ人が使っている砥石をピックアップしました。

心にも残るものづくり

木彫りの彫刻家さんの作品を美術館や作品集で見ると「うわぁ、凄いわ!」と一目見た瞬間に思う、そういった作品が世の中に沢山ありますよね。近年の作品もあれば100年前や1000年以上前のモノだったり。

趣味だけど自分ひとりの満足ではなく、いつかは作家さんと同じ様に見た人の心に残るようなものが作れるようになりたい。

彫刻は思っていたよりも奥が深く、面白い。

趣味なんだし、はじめは削るやり方なんて何でもよくて、力任せにバンバン叩くように木を削っていいと思っている。

木彫を続けているうちに木目を気にしたりとか、試行錯誤をしたり。どうするかって考えて、判断するようになってくる。きっと力を入れずにスッと刃を通るところがどこかにある。そういった発見がある事も面白い。

どうしたら理想的な形で削ることができるか、まだまだ遠い道のりですが、彫刻刀で削った際にツヤっと光沢のある切断面を目指しています。

完成することが「魅力」

最初にどんな木彫りのデザインにするか考える。デッサンみたいな事もして、あーだ、こーだと計画通りに自分が思い描く理想に近づけるかどうか。中にはこの曲面をどう出すか?思いきってこの角を落とすか?とか悩む事もある。

もちろん、完成したら全然イメージしていたのとは違う形にできてしまった場合も。それでも計画通りに延々と理想を追いかけ、上手く完成した時にはとても達成感があって充実感がある。

切れるから楽しむことができる

彫刻刀の平刀(ひらとう)や印刀(いんとう)は研げるけど、丸刀(まるとう)は自分で砥石を加工する必要がある。

加工と言ってもそんな小難しく考えていなくて、砥石の表面に一番大きな丸刀に合わせてガリガリガリって削り取ってしまう。

上手く研げていれば、彫刻刀の刃がスパッと通る。研ぎ慣れるまで面白くないこともあると思うけど、少しずつ研げるようになる。気づけばある程度研げるようになっている。

趣味の木彫を楽しむ人が使っている砥石をピックアップしました。